部活と勉強の両立! 学習習慣を整えるヒント【中学生・高校生】

部活と勉強を両立させることは、決して簡単なことではありません。この2つの両立に悩んでいる中学生や高校生は多いのではないでしょうか。親自身の中にも、学生時代には、部活が忙しすぎて勉強する時間が確保できなかった、疲れて机に向かえなかった…なんていう経験をした方がいるかと思います。
しかし、きちんと両立して高校受験や大学受験に成功している生徒はいます。一方で両立がうまくいかずに部活をやめてしまったり受験に失敗してしまったりする生徒もいます。両者の違いは一体何なのでしょうか?それは、限られた時間と子どもの体力・気力を最大限に生かせる学習習慣です。
ここでは、部活と勉強を両立できる学習習慣のヒントをご紹介します。

目次

学校や塾の授業に集中する

部活動と勉強を両立させるには、限られた時間で効率よく勉強しなければいけません。そのためには、学校や塾の授業に集中することが大切です。つまり、学校や授業の時間に教わった内容は、その場で覚えて理解するようにすると、余分な勉強時間を確保しなくて済むということです。分からないことがあれば、授業が終わった後で先生に質問して疑問点を解消するようにします。まず子どもたちには、学校や塾の時間を最大限に活用するように伝えましょう。

もし学校や塾の授業中、上の空だったり聞いていなかったりしたら、それは授業中に何もしていないのと同じこと。部活で疲れきって帰った後に、もう一度習ったことを勉強しなければいけなくなってしまいます。それはかなりの負担になりますよね。だから、学校や塾の授業時間はしっかりと集中し、その場で内容をしっかり理解して、家に帰ってからの勉強時間を短くできるようにするのがベストなのです。

早朝か帰宅後に1秒でも机に向かおう

早朝か帰宅後に1秒でも構いません。毎日少しの時間でも机に向かう習慣づけが、部活と勉強を両立させる秘訣になります。1秒でも机に子どもが向かったら褒めてあげましょう。
勉強は最初に手をつけるまでが大変です。帰宅して夕食を食べて、ついベッドやソファーで横になってしまうと、起きられなくなってしまいます。「勉強しなきゃ!」と思っていても机に向かうまでが大変なのです。まして、机に向かって「3時間勉強しよう!」とか「問題集を10ページ分、進めよう!」とか高い目標を設定してしまうと、机に向かうまでの心理的なハードルも高くなってしまいがち。机に向かうことが重圧になってしまいます。

だからこそ、机に向かうまでのハードルはできるだけ下げるようにしましょう。子どもが1秒でも机に向かって「問題集を開いてみようかな」「教科書を1ページでも読んでみようかな」と思えば、それでいいのです。もしも、本当に子どもが疲れていて机に向かって全然、勉強が進まなくても大丈夫。机に向かうことを毎日の習慣にできていれば、必ず別の日に挽回することができます。

スマホやゲーム機を勉強する部屋に置かない

勉強中、スマホやゲーム機は手が届かないところにしまっておきましょう。
スマホやゲームというのは、なんとなく触っているだけのつもりが、いつの間にか没頭してやめられなくなってしまうもの。だから、スマホやゲームは、勉強する部屋には置かないことが鉄則です。スマホやタブレットで勉強するEラーニングを活用する場合は、勉強に関係のないアプリは入れない、学習用のタブレットを一台用意するなどの工夫が必要です。
基本的にスマホやゲームは、勉強が終わった後に触れるようにするなど、やる時間を決め、遊びと勉強の時間を明確に分けるようにしてください。限られた時間の中で勉強しなければいけないときに、スマホやゲームを触りながらでは、効率よく学習を進めることはできません。

家族みんなで規則正しい生活をする

部活と勉強の両立は、本人だけの問題ではなく、家族の協力も大切になります。
家族みんなが規則正しい生活をすることで、中高生の子どもはきちんとした生活リズムを体で覚えるようになります。
ご家庭の事情によってはすべてを完璧にすることは難しいかもしれません。しかし、できるだけ同じ時間にご飯を食べたり、消灯したりと、家族全員が規則正しい生活を実践することで、子どもにも良い習慣が身につきます。そして心身ともに安定した状態で、毎日部活と勉強に取り組めるようになります。

部活・学業と科目の優先順位を決める

中学生・高校生の時間・体力・気力は有限です。まずは、優先順位を決めてタスク管理をすることから始めてみましょう。勉強する科目についても優先順位を決めることで効率よく時間を使うことができます。例えば英語や数学など、理解に時間のかかる科目は毎日取り組む。そして、暗記が多い地理や歴史などの科目は、試験直前に集中して取り組むなど、自分の中で無理のない計画を立てておくと、部活と勉強を両立させやすくなります。

また、学校生活と部活の優先順位を考えることも重要になります。どうしても両立が難しい場合は、負担が軽い部活に転部するなどの思いきった決断もときには必要となるでしょう。通学に時間がかかり、部活の拘束時間も長いと、どんなに工夫しても学業と部活の両立が難しい場合もあるからです。

まとめ

部活と勉強を両立するためには、効率的に時間を使って勉強することが不可欠です。
そのために大切なのは、学校や塾の時間は集中して勉強する、そしてその場で疑問を解消しておくことであると子どもに伝えましょう。そして、家に帰ったら疲れているかもしれませんが、1秒でもいいので机に向かわせることを習慣づけてください。その際は集中力を削ぐスマホやゲームが傍にあってはいけません。親は、子どもが家で集中して勉強できるような環境づくりを心がけたいものです。
また子どもだけでなく、家族みんなが協力して規則正しい生活をすることで、子どもは良い習慣を身に着けることができ、部活と勉強の両立がしやすい環境が整えられます。ただ、どれだけ効率よく時間を使っても両立が難しいこともあります。その場合は、一歩踏み込んで、勉強する科目の優先順位を決めたり、勉強と部活のどちらを優先させるかを考えてみたりすることも必要になります。

西明石の個別指導塾「アンドワン」では、一人ひとりのスペースが区切られた自習スペースを設けています。家に帰ったら、勉強する気が失せてしまう、どうしてもスマホやゲームの誘惑に負けてしまうなどあれば、ぜひ有効活用してください!休憩室を隣に設けているので、ちょっとした息抜きをすることもできます。分からない箇所があれば、講師に直接質問することもできるので、より一層勉強がはかどりますね。
アンドワンは、これからも部活に勉強に毎日頑張る中高生を応援し、サポートしてまいります。

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