※今回のお話は、保護者の方ご本人から許可をいただいたうえで、個人が特定されない形で掲載しています。
先日、あるお母さんと面談をしていたときのことです。
お子さんの勉強のこと、これまでの子育てのこと、今の親子関係のこと。
いろいろなお話をしている中で、お母さんが涙を流されました。
「過去の子育ての中で、この子に良くないことをしてしまったと思う」
そんな罪悪感を抱えておられました。
もちろん、子育てに正解があるわけではありません。
その時その時で、お母さんもお父さんも一生懸命考えて、子どものためを思って行動しているはずです。
それでも後になって、
「あの時、もっと違う言い方ができたんじゃないか」「もっと話を聞いてあげればよかった」
「自分の接し方が、この子を苦しめてしまったんじゃないか」
そう思ってしまうこともあると思います。
私は、そのお母さんが涙を流しながら話している姿を見て、心の中で「かっこいいな」と思いました。
なぜなら、自分自身と向き合って、変わろうとしていたからです。
大人になると、自分の間違いや後悔を認めることは簡単ではありません。
「子どもが悪い」「もっと勉強してくれたら」「言うことを聞いてくれたら」
そうやって子どもだけに原因を求めることもできます。
でも、そのお母さんは違いました。
「自分にも変えられるところがあるんじゃないか」そう考えていました。
私は、それって本当に強いことだと思います。過去の子育てを変えることはできません。
でも、今日からの接し方は変えることができます。
そして何より、親が本気で変わろうとしている姿は、いつか必ず子どもにも伝わると思っています。
塾をやっていると、子どもたちに変わろう!と伝える場面がたくさんあります。
勉強する習慣を変えよう。考え方を変えよう。今までできなかったことに挑戦してみよう。
でも、それは大人だって同じです。子どもにだけ変化を求めるのではなく、大人も自分自身と向き合って変わろうとする。今回のお母さんの姿を見て、私自身も学ばせてもらいました。
子どもに「変わってほしい」と願うだけではなく、自分も変わってみよう!
そう思える大人の姿は、やっぱりかっこいいです、、、。
子どもがこれからどう成長していくのか。そのために塾として何ができるのか。
そして、ときには保護者の方と一緒に悩みながら、これからのことを考える。
当塾は、そんな場所でありたいと思っています。
過去を変えることはできません。でも、これからは変えられます。
今回の面談を通して、私自身も改めてそう感じました。






-1.pdf-8.png)

