【夢に対して何も言わず応援することを、無責任と呼ぶ】

先日、ある生徒との面談で将来の夢について話す機会がありました。
その中で、本人が興味を持っている職業の現実的な側面や、進むうえでの厳しさ、必要なスキルや生活のイメージなども一緒に整理していきました。そのとき強く感じたのは、やはり【夢に対して何も言わずに応援するだけでは、生徒の人生を守れない】ということです。

今の時代、夢を叶える=幸せ ではないです。

「夢を叶えたはずなのに心が壊れてしまった」という人が、社会のあちこちにいます。

  • 声優になったけど、仕事が続かず不安定な生活に
  • 医師になったけど、過酷な勤務環境でうつ状態に
  • 憧れの業界に入ったけど、理想と現実のギャップで燃え尽きてしまった

夢を叶えることはゴールではなく、むしろ「スタート地点」であることが多いです。
だからこそ、“叶えたその後”の人生まで見据える力が求められている時代なのです。

現実を伝えるのは、夢を止めたいからじゃないです。

私達は、生徒の夢を頭ごなしに否定したりはしません。しかし、夢の中身・現実については必ず一緒に考えます。

  • その仕事の労働環境は?収入は?安定性は?
  • どのような競争があり、何が求められるのか?
  • 自分の性格や価値観と合っているのか?

こういった情報を“知ったうえで”夢を見ることが、本当に大切なのです!

夢を応援するのは、「現実を伝えたあと」から

夢を否定することと、現実を伝えることは、まったく別物です。

現実を伝えることは、むしろその夢を“本気で応援するための第一歩”です。

夢のリスク・険しさ・その先の責任もすべて知った上で進みたいと思ったときこそ、私達は全力で支え、共に歩んでいきます!

当塾の本当の目的は、「夢を応援すること」ではありません

私達が目指しているのは、【生徒が将来的に長く幸せに生きていけること。

夢は、そのための“手段”のひとつでしかありません。
だからこそ、夢自体を目的化せず、その先にある現実と幸福を見据えた進路設計を一緒に考えます。

ただの応援ではなく、現実とセットの応援こそが、これからの時代のスタンダード。

そして私達は、そんな生徒達と本気で一緒に歩きながら応援する塾でありたいと考えています。

夢を叶えることは素敵なことです。
でもその夢が、自分自身を苦しめるものにならないように。

本当に幸せへつながる道になるように。目指すは生徒の長期的な幸せ。

現実をともに見つめながら、今後も生徒と「本物の夢」「持続可能な幸せ」を探す学びの時間を作っていきます!

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