たまたま土曜の夜遅く塾に顔を出すと、夜遅くまで勉強している受験生がいました。
「倍率が例年3倍前後だから、3人に1人は落ちるんだ…」と少し不安だと話していました。
そこで、事実と解釈を分ける話をしました。
- 事実:倍率は3倍
- 解釈:だから落ちるかもしれない
逆に考えれば、
- 事実:3人に1人は合格する
- 解釈:自分もその1人になれるかもしれない
さらに、彼は将来教員を目指していることも知っていたので、
「合格したらうちでバイトして、一緒に頑張ろう」と未来の期待感も伝えました。
小さな目標やワクワクする未来を意識することで、モチベーションを保ちやすくなるんです。
帰り際、彼の表情が少し明るくなったような気がして、嬉しくなりました。
こうした事実と解釈を分ける考え方や未来への期待を持つことだけで、今後の受け止め方や気持ちが大きく変わるかもしれません。
私が彼を直接授業で教えているわけではないけれど、こうした小さな支えをこれからも彼や他の受験生に届けられたらいいなと思いました。